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産後ケアレポート(2)

【産後ケア】しっかり食べてダイエット!食べることで女の自信を取り戻そう

 私は比較的よく運動していたこともあり、学生時代はもちろん、結婚後もダイエットとは無縁の生活を送っていました。しかし事態が急変したのは二人目の子供を出産した後です。体重が全く減らず、産後一年経っても体重は高値安定のまま。お腹まわりがプニプニの弟に「ねえちゃん、デブ」と断言されるという屈辱的な状態に陥りました。

 貸与されている制服を着るために3か月間で5kg落とすという食事制限ダイエットを行って産後一年半で何とか仕事に復帰したのですが、朝5時に起きて夜8時に帰宅する仕事・育児・家事のハードな日々のお蔭で体重は増減を繰り返し、お腹にプヨプヨの皮下脂肪を蓄えたメリハリの無い体型とストレスフルな日々に辟易する始末でした。

 ですが、ふとしたきっかけでひとつのことに気を配るだけで驚くほどストレスが減り、体もスッキリ細くなりました。たったひとつのことを実践するだけで体重もストレスも軽減し、心の余裕を持って子供や夫に接することができるようになりました。

 この「ひとつのこと」とはズバリ「食べること」です。禁忌と思えた「食べること」を実践するだけで、産後の色々な問題が軽減・解決できました。「食べること」ということは産後の女性の心と体のケアの重要ポイントと言ってよいと思います。

 主にホルモンバランスが激変するために起こる変化ですが、子供を授かるというこの上ない喜びと「うつ状態」にまで陥ってしまうような究極の辛さを同時に味わうのが産前産後という時期です。

● 出産という命がけ仕事に対する不安と使命感
● 慢性的な睡眠不足
● 正解がないはずの育児に対する「正しい」とされる情報の氾濫
● 夫の育児への関わり方の理想と現実
● 夫の自分に対する態度・関心
● 親兄弟、親戚との付き合い方
● 女としての自分磨き
● 働く女性としての自分の能力
● 母親としての理想と現実

 産前産後の女性には、たくさんのことが一度にのしかかってきます。寝不足の頭に次々と「要求されていること」が浮かんでは消え、熟考できないまま「仕事復帰できない」「女じゃなくなる」「母親失格」といった負の思考に陥りがちです。中途半端な状態のまま時間だけが過ぎていき、理想と現実の差に幻滅する。私もそんな辛い経験を持つ女性のひとりです。

 そんな状態に陥っている女性の体は「栄養不足」の状態です。心が満たされていない、というのもありますが、本当に体が栄養不足なんです。簡単・手軽なものばかり食べるため炭水化物・脂肪・糖を過剰にとり、タンパク質や良質の油、ミネラル類が不足しているのです。

 栄養不足になるとエネルギーになり易い糖が欲しくなります。甘いものには炭水化物と脂肪が多く含まれていて、それがどんどん体に溜まっていきます。タンパク質が足りないので筋肉が維持できず、体の代謝能力が落ち、エネルギーを消費し難い体になり、皮下脂肪ばかりが溜まってしまいます。こうして食べていないのに痩せない体が出来上がってしまいます。

 このストレスが溜まる負のスパイラルから脱出するには「食べること」が大切になります。食べることで生物の三大欲求のひとつ「食欲」を満たすことができ、「女としての自分」に自信が持てるメリハリボディを手に入れられるのです。

 当然、何を食べるかが大切になりますが、それはズバリ「肉」です。牛肉や豚肉の「赤肉」をしっかり食べて良質のタンパク質を取り込みます。タンパク質は筋肉を作る材料になります。筋肉が増えると代謝力が上がり、エネルギーを消費し易い体になります。

 もうひとつ上手にとりたいのが良質の「油」です。常温で固まってしまう動物性の飽和脂肪酸ではなく、常温で液体状態にある植物油などの不飽和脂肪酸です。できるだけナタネ油やオリーブオイルを日常的に使うように意識し、時々で良いのでエゴマ油や亜麻仁油、魚の油(DHAやEPA)といったオメガ3系の油を取り入れるようにしたいですね。

 もちろん炭水化物も大切な活動エネルギーですから食べなければなりませんが「米」を食べるようにします。パンはバターと砂糖が多く含まれているので米の方がお勧めです。

【朝ごはん】 梅肉入りおかゆ、野菜のスムージー
【昼ごはん】 ごはん、みそ汁、豚のしょうが焼き、サラダ
【夜ごはん】 ごはん、みそ汁、刺身、ひじき煮

 特別なものを食べる必要はなく、手近な素材で「米・赤肉・油」を意識し、体を動かす昼間にしっかり肉を食べて、夜は魚を食べることでダイエットは成功します。昼=肉、夜=魚と決めておくので献立も考えやすいですよね。

 体を温める作用がある味噌汁にキャベツ、モヤシ、ハクサイ、キノコ、タマネギ、ニンジンといった野菜を入れれば野菜不足も解消できます。週に一度くらいで良いので、鮮やかな彩りになるよう食材を選ぶとテーブルが華やぎますね。

 食べることが「食事を作っている」「食育に繋がる」「ダイエットに成功」といった妻・母・女としての自分の欲求を一度に満たすことに繋がり、それが産後の女性の心と体のケアに繋がります。ぜひ痩せやすい体を手に入れて産後太りから脱出し、心も身体も満たされた女性を目指しましょう。

<<参考文献>>
伊達式 産後ダイエット
さめじまボンディングクリニックすっきり元気!産後ごはん
産後メンタルヘルス援助の考え方と実践


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